2022-02-10 tochikoな山歩き 冬の囀り 立春のやや重たい雪がいつもの林道を白く埋め尽くしていました。 葉を落とした細い枝に包まれているような道を歩くとコガラの囀りが聞こえてきました。 葉に隠れた小さな虫や実を探しているのでしょうか枝にぶら下がったりしながら雪の玉を散らしていました。 綿のような雪の向こうにトレードマークのベレー帽が見えて 懸命に生きる姿に出会えました。 時折吹く風に驚く程優しく降り積もる立春の雪は何かに包まれているようなかよう道でした。 冬の鳥光の粒となつて去る 仙田洋子