翌朝は快晴だった。
大陸高気圧が張り出して
空気が澄み日差しは強いが
街でも朝夕涼しくなるだろう。
◆朝仕度
昨夜の寄鍋を活かして
tochikoが朝食の準備を始める。
勿論身体が温まるおじやだ。
動物は長年食べてきた
食物で身体が出来ていて
勿論日本人はご飯が身体に合う。
◆帰るとき
後は帰るだけだから
まあ急がずのんびり構えようや。
一泊登山の魅力はそこにもある。
焚火の始末も
きちんとしたからね (^_^)
◆かえり道
極相林の植生は単調だが
林道やかつての森林利用の様な伐採
落雷などで起こる山火事跡などは
多様で豊かな植生が発生する。
だから今問題のアマゾンの森林火災は
森を完全に破壊した都会に住む者たちが
君たちは原生林を守れと言っていて
この森も環境省などが同様なことをしている。
そんなことを山の猿の目線で見たら
何だかおかしいしお金の匂いがしてならない。
たとえば原生林がなくなると巨大な製薬会社が困る。
だから子孫のためには
目の前の現象だけ見るではなく
源流を見据えることが大切だと思う。
◆秋の色
「秋の色が見えだしたね」
葉緑素を仕舞いはじめたか
木々の葉が朝陽を透かし
森が明るくなったように感じる。
「あっ!ヤマブドウ」
のろさんはよく見えるね。
山の生き物が冬に備える
今年は秋の実りは豊作かなぁ。
あをぞらをのせて雲ゆく山葡萄 清水衣子