はじめてここで泊まったとき
身体が大地に吸い込まれるような
とても深い不思議な眠りを体験した。
◆焚火楽し
いい熾火が出来たようだ
そろそろ米を焚こうかねぇ。
炊爨は薪で焚くのが一番いい。
熾火の遠赤外線で旨く炊き上がる。
◆待つとき
日暮れが近くなり
森に雲が湧き上がり時折
小雨が降るようになった。
自然相手の遊びは
不便も友とすること。
少々の雨なら
当たるのもまた楽し。
◆月を見る
「月が出ちゅう!!」
雨がやみ
雲が開いたのだろう
木々の向こうが明るくなった。
しばらく待っていると
木々の間に月が現れた。
木の葉と薄雲を纏う
森から見上げる月って
何て贅沢な風景なんだろう。
お前も月につられたか(笑)
岩はなやこゝにもひとり月の客 去来