猿板

遊山黒子衆SARUの記録

立秋の黒沢湿原にようこそ 口福の時

ナツエビネ

 蘭の仲間のナツエビネ
植物ウイルスなどの感染に弱く
温度管理をしても栽培は極めて難しいのに
 なぜ自然の中で元気でいられるのだろうか。


◆湿原の果て
 標高約550mの山頂部にある
南北長さ約2km面積40ヘクタールの
黒沢湿原に緩やかに流れる水は
南の端で滝となり松尾川へと流れは落ちる。



                    
◆たびの尻滝
 黒々と苔むした
岩を流れる山の涌き水。
全身に涼風が染みいる事を感じた。



若い頃は夏も毎日ジョギングし
フルマラソンも毎年エントリーし
夏山もガンガン登っていたが
今はこの様な遊山が気持ちいい。


             
◆和宏さんの山食堂と山猫亭
 「さあ飯にしようか」
黒沢の池の東屋でお昼を広げた。



 地球も宇宙の全ての活動は
高い温度から低い温度に熱を移動させ活動する。
人間も身体から外に熱が逃げていく事により
呼吸をし、心臓が動き、内臓も筋肉も動く。


            
安静時でも12度の温度差が必要と言われ
激しい活動をすればするほど
外に熱を出さなければならないので
運動となるともっと低い外気温が必要となる。



だから夏に熱中症が起こるのは当然のことで
動物などは暑いときはじっとしていて
人間の高い気温の中での激しい運動は
身体には良くないと言えるだろう。


            
山猫さんは豚肉スパイス焼と
夏野菜の煮浸しで夏の疲れを癒やし
和宏さんは鯛素麺と鯛飯で
無事に過ごした夏の終わりを祝う。


                     

 いや〜
豪華に夏を締めましたね。
                   
「河童ちゃん
  次はどこに行こうかねぇ」



                青空のただ一ト色に秋立ちぬ   小島政二郎