猿板

遊山黒子衆SARUの記録

独り遊山「フスベヨリ谷」 転

雲を読む

 河原から見上げる空に
のんびり流れる雲が見える。
天候はしばらく安定してくれる様だ。


◆沢風のこと
 沢に立つと涼しい風が吹いてくる。
かつてこの山域で沢登りやってた頃は
夏の稜線など上がる気がしなかったなぁ。



                   
◆フスベヨリ谷のこと
 澄んだ水が流れる
フスベヨリ谷に沿って
奥物部の森に分け入る。



かつてこの山深い谷には人の営みがあり
炭焼きなどの煙で燻ぼっていたことが
谷の名の由来だと里の古老に聞いたことがある。
                
 その頃の風景を見てみたいなぁ


                     


  さゞれ蠏(がに)足はひのぼる清水かな  芭蕉