猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山登り カンカケ谷のこと

カンカケ谷

 奥物部の山域には
カンカケ谷、フスベヨリ谷、長笹谷、堂床谷の
大きな4本の沢があり
急峻な尾根の皺を流れています。

☆水から 
 中でもカンカケ谷は
水がとても澄んでいて
美しい沢の音を聞きながら源流部へと標高を上げる
私の好きな道です。

 落ち葉を集め木々を映す透明な水

澄みきったカンカケ谷は
この稜線から始まっています。


☆尾根から

 紅葉にはまだまだ早いけれど
たおやかに広がる笹原は
いつ来ても気持ちの良い場所です。

遠くに見えるのが「躄峠」

 この峠は標高1780m
巨人がその昔、この峠を越える時
あまりにも高いので頭が天につかえて、
いざって通らなければならなかったという。
それほどこの峠は高く北アルプスより西には
ここより高い峠は他にはないそうです。

昔はこんなに高い峠を超えて
県域を越えていたのですね。

☆小さな花 
足元には
ウメバチソウ
ヤマラッキョウが笹原の中で
風に揺れていました。

山麓ではアケボノソウが満開
中央より少し先の緑の円形は蜜腺溝で
ここから蜜を分泌しているそうです。

 生き物たちはちゃんと知っています。
アリも冬を迎える準備が始まっていますね;( ^-^)_♪