猿板

遊山黒子衆SARUの記録

河童の日々遊山 別れのこと

mamma Italia

 いつも失ってから悔やんでいる。
忘れることが鎮痛剤なんだろうが
自分の学習力の無さを痛感しています。


 携帯電話が鳴った時
何故か嫌な胸騒ぎがした。
神は最も痛いところを
天に持って行かれた。



 SARUの隠れ家「mamma Italia」は
キャンプ仲間だったマスターが
本物に拘ったイタリア料理店だった。



イタリア製御影石煉瓦の釜と
土佐の雑木で仕上げる料理の数々


              


野でも焚火の達人のマスターが
経験で焼き上げるpizzaは絶品だった。



でも森でPizzaを焼いてくれる約束を残して
マスターは天の頂に昇ってしまった。


 けんどいつかまた会えるき
これは少し長いお別れながでね。


          


貴方が教えてくれたことは
ずっと私達の心に残っちゅうき



もう病気は治ったがやき
これからは安らかに過ごして下さい。



 行ってらっしゃい
   大好きなマスター。
 そしてごちそうさまでした。


                  



  見てをれば 心楽しき 炭火かな  日野草城


散る桜 残る桜も 散る桜  良寛