警察庁生活安全局地域課 発表
◆平成24年中の山岳遭難
○ 発生件数 1,988件 (前年対比+158件)
○ 遭難者数 2,465人 (前年対比+261人)
うち死者・行方不明者 284人 (前年対比+ 9人)
負傷者 927人 (前年対比+108人)
無事救助 1,254人 (前年対比+144人)
統計の残る昭和36年以降で最も高い数値となった。
過去10年間の山岳遭難発生状況をみると
増加傾向にあり平成15年と比較すると
○ 発生件数 +630件 (+46.4%)
○ 遭難者数 +799人 (+48.0%)
となっている。
◆山岳遭難の特徴(抜粋)
(1) 目的別・態様別
全遭難者2,465人について目的別にみると
登山が71.2%と最も多く、
次いで山菜・茸採りが16.3%を占めている。
また態様別にみると
道迷いが41.8%と最も多く
次いで滑落が15.4%、転倒が14.0%を占めている。
(2) 年齢層別
40歳以上の遭難者は1,837人(全遭難者の74.5 %)
60歳以上は1,227人(全遭難者の49.8%)
40歳以上の死者・行方不明者は254人で
全死者・行方不明者の89.4%を占めており
このうち60歳以上が194人と
全死者・行方不明者の68.3%を占めている。
来世には天馬になれよ登山馬 鷹羽狩行