猿板

遊山黒子衆SARUの記録

ガイド慎子に同行遊山「立山連山」 はじまり

南ぬ風

 四国の裏山から海外トレックまで
年間約50回のツアーでのべ250名を山へ導く
身長148cm日本最小女性山岳ガイド
南ぬ風(ハイヌカジ)こと川北慎子。
◆相棒と共に
 そんな長い付き合いの仲間に
サブガイドと写真を頼まれた8月最終週末
立山三山2泊3日のツアーに同行しました。

◆信頼のガイディング
 大雨を降らせている秋雨前線が居座る週末。
「今回は残念ながらお天気は期待出来ない様ですね。」
それでも一人のキャンセルも出なかったのは
これまでのツアーの質の高さを語ってくれます。

「だめだと思えばいつでも止めますから。」
そう笑顔で語る彼女のツアーは
リピーターが大半を占めています。

◆変化の時
 金曜6時香川を発ったチャーターバスは
16時に室堂バスターミナルに到着しました。
そしてこの移動の間の天気予報は見る見る好転(嬉々

この一週間立山を覆っていた厚い雲は
前線の南下と共に静かに動き始め
私達がバスを降りた頃には
空の大半を青空が占めていました。

◆神の座するところ
 日本三代霊山に数えられる「立山」は
我々の祖先が神が居ると信じた聖なる場所。

今では人の手により観光地化されようとも
空に自然が描く風景は太古と変わりはないはず。

この日私たちが観た風景は祖先と同じ
神の存在を感じさせるものでした。
  ねばりなき空にはしるや秋の雲  丈草