猿板

遊山黒子衆SARUの記録

河童の日々遊山 見送ること

はっちゃん

 昨日八田博美を見送ってきました。
八ちゃんは25年共に歩いて来た
私達夫婦唯一無二の山の盟友でした。


 虫の知らせだったのか
東北から仲間が来てくれた
亡くなる2日前会いに行き
本人にありがとうを言う事が出来た。



 八ちゃんとは遭難しかけた事もあり
友人の遭難を共に対処したこともあり
思い出は山ほど残してくれた。


        
人生も山歩きも八ちゃんほど歩幅の合う
パートナーは現れないかもしれない。


                        
 そんな八ちゃんは山を愛し
人を愛し孤高の人生を歩き続け
人生最後の写真集「山岳八季」を
完成させて天寿を全うした。

「山も沢山登ったし、お酒もいっぱい飲んだし
 河童さんもういいよ」 と笑って言った。
50代半ばで病に倒れたけど
私は立派な人生だったと思うよ。


              
 いつも八ちゃんとは
ウチに来ても八ちゃんちに行っても
「ただいま」「おかえり」だったよね。



だからこれで病気が治って
良いところに行くがやもね
「行ってらっしゃい」だよね。


                 


  ありがとう八ちゃん
       行ってらっしゃい!!



                         青嶺あり青嶺をめざす道があり  大串章