猿板

遊山黒子衆SARUの記録

ぺんぎんちゃん四国を行く!! 山神を望む

山神を望む

 昨夜私達と話していたことを語る
新居さんの声をラジオで聞きながら
迎える山の朝は次第に色を変えています。
◆変化のとき
 稜線の楽しみは朝夕のグラデーション。
自然は変化の時に良い顔をしてくれる。
静かなドラマが私達の目の前に広がります。

特に日本人はご来光を好む。

この日も荘厳な山の風景に
登山者が歓声を上げていました。

◆発つとき
 いつもの手作り朝食を頂く。
私はいつでも大盛り飯です(笑)

いつもの笑顔に見送られ
剣山山頂に向かいました。

剣山は名に似合わない笹に被われた
なだらかな山頂部を持っています。

◆寄り道のとき
 青空に乾いた音を奏でる
木道は山頂の三角点に至ります。

剣山は隣に座る弟山
次郎笈から眺めた姿が美しく
私達は寄り道することにしました。

◆望むとき
 心地よい春の風に笹が歌う。
四国の醍醐味はこの緑の稜線です。

次郎笈からどっしり座る
霊峰剱山を望む事が出来ます。
「ここから眺めてみて初めて
 剣山に登った実感が湧きました。」

でもそれも剣山の魅力の一つに過ぎません。
「ぺんぎんちゃん。またおいでよ。」って
山神様も笑っていらっしゃいます。

帰りの寄った新緑に浸る松尾川温泉。
「びっくりしたね!
  あれも山神様のお導きだね。」
「そうやね。きっとそうやね。」(笑)
    新緑の香に新緑の風を待つ  稲畑汀子