猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochiko居ぬ間の家から遊山 前編

鏡川の新緑

 私の朝のジョギングコース
鏡川の河川敷に生きる木々も
花に新緑の輝きを添え始めています。
◆雨上がりの休日
 tochikoが用事で実家に帰った休日。
雨上がりの抜ける青空に誘われて
いつもの鷲尾山へ歩き始めました。

◆河川敷の花吹雪
 今年も早々に花を咲かせた
高知市内の桜は葉桜になりつつあり
新緑が春の日差しを透かしています。

そんな桜は春風で花吹雪舞い
河川敷には花筵が敷かれていました。
満開も良いものですが
残花も良い風景を見せてくれます。

◆天神様の楠
 鏡川を渡り土佐藩墓所筆山へ。
御霊を守る様に建つ潮江天満宮
巨木が建ち並ぶ鬱蒼とした境内。

その厳かな空気の中にも楠の若葉が
爽やかな風を送りはじめていました。

筆山の森
 シイや樫が被う筆山から
標高290m鷲尾山への登りが始まります。

春に落葉する常緑樹の森は
足下で軽やかな音を奏で
シダの芽吹きが春の色を添えています。

そんな静かな権力者の森を抜ければ
庶民の墓所である皿ヶ峰(高見山)の
明るい風景の中に飛び出します。

                                 葉桜の中の無数の空さわぐ  篠原梵