山上の牧野植物園から太平洋へ。
noronoyamaさんをご案内した海は
猿板ではすっかり定番になった
高岡郡中土佐町久礼の「久礼大正町市場」
◆昭和の香り
故青柳裕介さんの長編連載漫画
「土佐の一本釣り」の舞台となった土佐久礼は
いまも昭和風情を色濃く残しています。
◆久礼大正町市場
ちなみにその日水揚げされた新鮮な魚が
この市場に並ぶのはお昼前後なので
朝早く行っても市場は開いてません(笑)
「買うていかんかぇ」
「この干物も美味しいで〜」
漁師の奥さんたちがピチピチの魚を
陽気な笑顔で威勢よく売っています。
◆地元の力
朝どれ・昼どれの魚の中から
自分の好みで選んだ魚を捌いてもらう。
正に太平洋は土佐人の「生けす」です。
高級料亭でも得ることが難しいこの鮮度を
格安な値段で頂くことが出来るのは
地元ならではの力だと思っています。
◆土佐のおきゃく
noronoyamaさん土佐遊山の締めは
遊山黒子衆SARUの隠れ家「きたじ」で。
友人の漁船から直送された
朝どれ海鮮を土佐流に料る。
清水さばと酢味噌で食べるブリ
しめ鯖とトマトが乗った土佐にぎり
鰹のたたきは新鮮だから
焼きたてを塩だけで食べるのが旨い
辛口土佐の厚焼き卵に砂糖はいらんぜよ!
「高知から帰って来たらなま臭い」
そう言われたいのが土佐のおきゃくの心意気。
お茶漬けだってこのとおり
お生と魚の出汁で喰うがやき(笑)
鰹来る大土佐晴れの濤高し 福田甲子雄