山で繋がったしげさんご夫婦のお誘いで
和宏さんと訪れた徳島県阿南地区は
蜜柑の産地として知られるところ。
それにしても一袋100円一箱900円って何っ!!
◆遊山箱さげて
この日しげさんが持って来てくれた
「遊山箱」は江戸時代から徳島に伝わる
子供達が雛祭りの野遊びにご馳走を詰めた組み物。
可愛い箱から綺麗な和菓子が出てきましたよ(嬉々
◆おひな様の奥座敷
そんな楽しい遊山箱をさげて
私達を案内してくれたのは
勝浦町の「坂本おひな街道」。
中でもしげさん達お気に入りの
坂本の旧家森本家は見応えあるものでした。
ただ並べるのではなく
それぞれ江戸からの暮らしをテーマに
歴史ある民家に並べられたお人形達は
一つ一つに表情を感じるものでした。
◆森本家の奥座敷
特に解放された奥座敷に飾られた
代々伝わるお雛様達は見事でした。
「雨の日は大変でしょう」
「開催中は毎日出し入れしています」
「古い物は江戸時代の物もあります」
森本家の当主が教えて下さった
絹の衣を纏った最も古いお雛様の表情が
一番豊かな様に感じました。
きぬぎぬのうれひがほある雛かな 加藤三七子