猿板

遊山黒子衆SARUの記録

家から遊山09 後編

皿が峰を下る

 私が生まれた下町を望む
小春日和に包まれた皿が峰を下り
「鷲尾山」を目指す遊山は続きます。
◆鞍部
 植生は再び山林に変わります。
この長い鞍部は薪を取ったり
落ち葉を掻いて燃料や肥料にしたり
農民的な森林利用が行われてきました。
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その南に聳える鷲尾山は
かつて土佐藩の薪をまかなう為に
手厚く守られてきた「御留山」でした。

◆鷲尾山(290m)
 東西に尾根を張る南嶺の主稜線へ。
宇津野山への分岐に着けば、
鷲尾山の山頂はすぐそこ。
近づくごとに視野が開けます。

 家から4時間足らずの頂からは
土佐湾の向こうに太平洋が一望です。
かつて有力豪族の物見台があった眺望は
今日は足摺岬から室戸岬まで見渡せました。

◆足下の口福
 家までも歩いて帰る遊山に「乾杯!!」(笑)
太平洋を眺めながら料理する。
こんな身近な遊山も良しですね。

高知市市内から気軽に登れて
眺望の良い鷲尾山は広く市民に親しまれ
天気に恵まれたこの日も
多くの方が訪れていました。
   「ほ〜っ!目玉焼きですかぁ(笑)」
◆帰り道
 海を感じる小春日和の頂が
あまりにも気持ち良すぎて・・・酔いが回って・・・
寛ぎすぎたようです(笑)
 でも帰りの夕陽は綺麗だったなぁ〜♪

                                小春日や杖一本の旅心  村越化石