猿板

遊山黒子衆SARUの記録

家から遊山2012 後編

生まれた町を臨む

 私が生まれた下町が見える。
私はいつもここに立つ度に
ご先祖様はいつも見守ってくている
その大切な事を改めて感じています。
◆小春日和
 そんな小春日和の皿が峰を下り
「鷲尾山」を目指す遊山は続きます。

◆裏山のこと
 道は再び雑木林に下る。
この鞍部の森はかつて薪を取ったり
落ち葉を掻いて燃料や肥料にしたり
農民的な利用が行われていた森。

そして南に聳える南嶺の山群は
かつて土佐藩の薪を賄った「御留山」。
                 
ここは土佐が産まれたときから
生活を支えてきた裏山です。

◆鷲尾山(290m)
 東西に尾根を張る
南嶺の主稜線這い上がり。
再び光の中に入って行きました。

宇津野山への分岐越え
視野が開ける鷲尾山の頂へ到着です。

家から4時間足らずで辿り着いた頂は
土佐湾の向こうに光る太平洋の水平線で
ろくべえさん達を迎えてくれました。

                                  小春日や杖一本の旅心  村越化石