私の故郷高知県旧仁淀村で
建国記念日に行われる秋葉神社大祭。
今年は水曜日で店長も加わり
和宏さんと寄せて頂きました。
◆冬の終わる日
200年以上受け継がれ
土佐三大祭りに数えられる
この祭が一番寒い日とされ
この日を境に春が来ると言われます。
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◆練り歩く
祭の見所は3つの地区から出る
伝統衣装を纏った「練り行列」
練りは岩屋神社から秋葉神社へ
山の斜面にある集落を練り歩きます。
ひょうきんな「油売り」が
「お守り」を売り歩き前を切る。
笛や太鼓の祭り囃子に合わせ
鼻高(天狗)の先導で勇壮に進む。
みこしも激しく揺さぶられます。
◆勇壮に舞う
防火の神 秋葉様の
最大の見ものは火消し装束の若者が
毛やりを投げ合う「鳥毛ひねり」
この勇壮で美しい「男前振り」に
観客達は拍手と歓声で応えます。
◆継がれるもの
そして練りの殿「太刀踊り」は
子供達が凛々しい表情で演じます。
この勇壮で美しいお祭りは
御神体を神社に奉納するまで続きます。
◆のりしろ
老若男女、大人も子供も
神様の元に人々が集まる。
神と人そして人と人結ぶ祭の場は
心を結ぶ「のりしろ」なのでしょう。
そして「のりしろ」が失われつつある現代は
人の心が離れ始めている様に感じます。
私はこの心を潤す「のりしろ」が
美しい日本の風景と共に
いつまでも受け継がれる事を
心から願ってやみません。