猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏花巡礼桜ノ巻 前編

桜色

 高知と松山を結ぶR33
険しい四国山脈を貫く国道は
かつて「土佐街道」と呼ばれていました。
◆桜色の道
 土佐街道に沿った高知県仁淀川町
そこに幾つかある桜の古木たちは
フォトコンテストなどで有名となり
開花の頃には写真愛好家や行楽客で賑わいます。
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◆桜色に染まる
 SARUで「花」と言えば和宏さんです。
今年の「和宏花巡礼始め」には
河童の元上司(秘密)ドラミちゃんと
ご友人もご一緒しました。

◆ひょうたん桜
 はじめは仁淀川町旧吾川村にある
その字“桜”の由来となった
樹齢約500年、高さ約25m、根回り約8mの
大きなウバ彼岸桜の古木です。

 つぼみの形がひょうたんに似たことから
「ひょうたん桜」と名付けられたこの桜は、
県の天然記念物でもあります。

◆桜笑う
 急峻な斜面に点在する集落にあり
500年間人々の暮らしを見つめ共に生きた桜が
今、静かになったこの地に人を呼んでくれると
地元の人々に大切にされています。

 里人と共に生きた桜は
千手観音様のように大きく手を広げ
私達を見下ろし
微笑んでくれたような気がしました。

               さまざまの事 おもひ出す桜かな 芭蕉