猿板

遊山黒子衆SARUの記録

店長西熊渓谷を行く 前編

水と戯れる

沢登
 日本の沢登りの起こりは
マタギなど山に暮らすもの達が
立ち木などの支障物の少ない沢筋を使い
深く山腹に入り込む為の手段であり
登山手段とする沢登りも
岩登りの要素が強く
積極的に水には入らなかった様です。

 しかし昨今のウエアーなどの発達により
シャワークライミングなど
積極的に水に入っていく登り方も現れ
特に稜線まで詰めない我々SARUは
水と遊ぶスタイルを取っています。
   blog Rankingへ

◆居場所「奥物部」
 私の沢初めは自然林の中を流れる渓流
物部川上流西熊渓谷「フスベヨリ谷」から
「カンカケ谷」に遡上することにしました。
 入渓ポイントは三嶺への道すがらの「堂床河原」
三嶺光石登山口に車を置き仕度を調えました。

◆自然と共に
 この沢の難易度は高い方ではありませんが
沢のコンディションは水量に左右されます。

 この日は先日の台風で水嵩が増し
いつものルートが使えないことも考えられます。
相手は生きた自然です。決して気は抜けません。

◆真正面から
 入渓ポイントからいきなり大水でした。
普段難無く越せるポイントも
今日は水の壁になっています。
 でも最初から巻いたら面白くありません。
ここは真正面から挑むことにしましょうか(笑)