猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山歩き 水のこと

徒渉

 霧も雪も氷もそして
森が輝くのも水の造形。
そんな水の豊かな
奥物部に帰ってきました。
☆清い沢
 物部で最も水が澄む
カンカケ谷の本流を渡渉したら
沢の音を聞きながらの
心地よい登山道が続きます。
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☆湧き水
 大桂の脇を抜けると沢の最深部
「カンカケの水場」にたどり着き
ここからはもうひと登り。

落葉した木々の間からは
目指す稜線や遠くに綱附森達が
目線に見えはじめます。

☆育まれるもの
 地表に降りた雪や雨が
長い年月を経て湧き水になる。

自然の不思議な営みの末に
もたらせてくれた恵み
一番のごちそう。

 頑張ってボッカしますよ〜ぉ。
☆結ぶ
 穏やかな頂上のお疲れさん会
降るような星空の下で
飯盒で飯を炊き鍋をつつき
ワインで始まり湯割りで仕上げ
今日は水が主役。

 青空の下を渓谷と共に歩き
樹氷の中を残雪に遊ばれ
霧の中を下山する水の休日は
とっても贅沢な時だと思います。

                      ひと吹きの風にまたたき春の水  村沢夏風