猿板

遊山黒子衆SARUの記録

店長西熊渓谷を行く 後編

沢の一時

◆森の回廊
 西熊渓谷を流れる上韮生川は
名峰「三嶺」を中心とした高峰を源とし
入渓ポイントは標高1,000m付近で
ブナの自然林からのスタートとなります。
 その深い懐を持つ西熊自然林の中を
湧き水を集め流れる「フスベヨリ谷」は
沢としてはなだらかで広く
緑のトンネルに敷かれた森の回廊の様です。

◆生まれいずる
 冷たく美味しいこの水は
森が蓄えた深い水であり
この清んだ空気も木々がつくるもの。
分け入るごとに体に染みこんでくるように感じます。
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 また自然林は多くの命を養い
魚は勿論ミソサザイカワガラスなど
多くの生き物たちに出会うことも出来ます。
 
◆SARU Style
 私たちは「水と遊ぶ」事が目的で
装備も水に入る事に重点を置きます。
ウエットスーツで稜線は大変です)

水と遊ぶのに適した格好で
積極的に交わり、遊ばれ(笑)
入る水がなくなれば終わりです。

 そんなSARUのスタイルは
森に同化することが目的かもしれません。

◆終えて寛ぐ
 支流に分け入り登山道に出会えば
今回の私の沢登りは完結します。
登山者の邪魔にならない場所で
コーヒーを湧かして昼食にしました。
 
 登山の手段として沢登りを行うことも
決して否定するものではありませんが
私は水と遊び森に抱かれる
この瞬間に心地良さと幸せを感じます。
  今日もありがとう