猿板

遊山黒子衆SARUの記録

シリーズ「河童の中国万歳」遺跡探訪其の五

kurokoshusaru2006-02-01

1月4日 ウイグルを去る日
トルファンの駅では7日先までチケットが買えます。
実は我々は、もう1日滞在したかったのですが、
帰りの汽車のチケットは,、
この日しかありませんでした。
ママト曰く、シーズン中に稼いだ漢民族が、
春節旧正月)に合わせて帰省する為だとのことで、
去年同じ理由で、蘭州で足止めを喰らったことを思い出しました。
 でも16:52発の汽車までは十分時間があります。
この日は早起きして、
トルファンを代表する観光名所の蘇公塔に歩いて行くことにしました。
 蘇公塔はトルファン賓館から歩いて30分足らずの場所にあり、
ママトの家もこの近所です。

 この塔は1779年に当時のトルファン郡王が、
父親のために建てた塔で、
高さ44mの円柱形の塔は模様の入ったレンガで作られ、
横にはモスクがあります。
内部は、傾いて入れない塔以外は、全て見学可能で、
周りには歴代王族の墓群もあり、
異国情緒たっぷりな風景を楽しめます。
 私は、塔もさることながら、
ここまでは是非歩いていくことをお薦めしたい。
行く道すがらの古いイスラムの町並みが素敵で、
シャイですが陽気なウイグルが気軽に声を掛けてくれます。

 私達は帰りにママトの家で朝食を頂きました。
(詳しくは前の晩の宴会と共に、明日のさっちゃんの日記で紹介します。)
ママトは「まだ時間あります。どこ行きたい?」
と最後まで面倒見る気満々です。
我々はお土産を買いたいので、
バザールに連れて行ってもらうことにしましたが、
こちらも、明日のさっちゃんにバトンタッチします。
 今回は何から何まで、ママトにお世話になりました。
この車をチャーターした3日間は、
食費の一切はママトが払ってくれました。
ガイド料も「もういいよ。いらないよ。どうせこの時期は隙だから。」って・・・。
受け取ってもらうのに大変苦労しました。
(ちなみに1日400元に、開業祝いに100元を受け取ってもらいました。)
 今後来るときは、友達沢山連れてくるよ。
「10月頃が、ホテルも安くて寒くない。ママト全部面倒見るよ。」
 さよならママト行ってきます!
「さようなら!さようなら!」
駅でいつまでも手を振ってくれました。
 ありがとうママト。ありがとうウイグル

経済学(河童1人分)
宿泊費  40元(トルファン賓館) 累計 390元
入場料   5元(蘇公塔)     累計 135元
交通費  999元(軟臥)      累計 5,583元
合 計 1,044元         総累計 6,352.1元(95,281.5円)