猿板

遊山黒子衆SARUの記録

シリーズ「河童の中国万歳」遺跡探訪其の二

kurokoshusaru2006-01-24

1月2日
 やはりこの日も雪。
町では相変わらず、スッテンコロリンをよく見かけます。
しかし、中国はどこもそうですが、
雪が降ろうと槍が降ろうと、
車のスピードは緩める様子はありません・・・。
かまんのだろうか?
 今日の第1目標はトヨ溝にある千仏洞です。
ここは2004年までは、外国人には未開放地区だったんですが、
去年相棒と訪れる寸前に、解放となった小さい集落です。
 トルファンから火焔山の前を通るのですが、
お山は雪降るガスの中、ママト曰く「珍しいよ」
これはこれで凄いのでしょうが、被写体としてはねぇ。
明日のお楽しみとなりました。
雪の降り続く国道を、
ママトの車は猛スピードでトヨ溝を目指すのでありました。
 ここの千仏洞は、比較的保存状態はいいのですが、
(洞内は撮影禁止で残念ながら写真はありません。)
お勧めは、まるで時間のとまったような町並みです。
日干しレンガを土で固めた古い家やモスクがあり、
これぞシルクロードと言わんばかりの風景があります。
そこに住んでいる人々も平和そうで、我々にも友好的で暖かい。
 でも解放になり、観光客も増えていると聞きます。
きっとこの人達の生活も変わって行くのでしょうね。

 次の遺跡に移動中に、トラックに乗った音楽隊のいる
沢山の人で賑わう民家に出くわしました。

「結婚式です。写真撮る?」勿論です!
車を降り、カメラを構えるととみんな笑顔を向けてくれます。
チェキを持ってきているので、写真をプレゼントすると、
私も撮って!と黒山の人だかりです。
主役はどっちなんだ!
でもこの美しい目を見ていると、ついついチェキを乱発したくなりますよ!

楽しくて、楽しくて仕方がないもの・・ねっ!
 次なるポイントはアスターナ古墓群
ここは、273年〜778年にかけての墓地群で、
地中にある墓室に階段をつけており、現在見学可能なものは3基あり、
2体のミイラと綺麗な壁画が見学できます。(ここも内部は撮影禁止)
沢山の副葬品が見つかったそうで、
その一部は博物館で見ることが出来ます。(もの凄いミイラもありますよ)

 この日の食事も大好物化したカバブや、
ママトの言う「ソウメン」(ぶつ切り麺のラグ麺)をお腹一杯食べ満足満足!
でも、この日一番心に残ったのは、
トヨ溝や、結婚式で出会った子供達かなぁ〜。

経済学(河童一人分)
宿泊費  40元(トルファン賓館)            累計 310元
入場料  40元(トヨ溝30元・古墓10元 ママト半額に値切る) 累計 120元
食 費   4元(ビール2本 *食事は全てママト持ち)  累計 232.1元
合 計  84元         総累計 5250.1元(78,751.5円)