猿板

遊山黒子衆SARUの記録

シリーズ「河童の中国万歳」食べ物編

kurokoshusaru2006-01-19

12月31日
実はこの大晦日は、
二人とも高熱を出して寝込んでおりました。
チキンorポーク?
いえいえ、幸いインフルエンザではありません。
大陸内部のもの凄く乾燥している空気が、
喉を直撃したようで、扁桃腺を腫らしてしまったようです。
やっとウイグルにたどり着き、
緊張の糸が切れたせいかもしれません。
ママトも遺跡に行く気満々だったんですが、
お詫びして、1日ホテルで寝ておりました。
 そこで、この休養を利用して、
数あるウイグルの料理の中で私のお気に入りをご紹介します。
 まず「カバブ」でしょう。
主は羊ですが、中には山羊もあるようです。
串にさしたその肉を、炭や亜炭(未成熟な石炭)で、
スパイスをつけて焼き上げます。
このスパイスの配合が店によって異なり、
はしごをしても決して飽きることはありません。
 そして、カバブのお供は「ナン」でありましょう。
上に穴のある独特の「かまど」の内側に貼り付けて焼き上げます。
分厚い具の乗っていない、スパイスの利いた
ピザを連想してもらえば良いかと思います。
これにカバブを挟んだり、
スープに浸したりして食べています。
言わば主食になるのかな?

 さて何と言っても横綱は「ラグ麺」でしょう。
叩いてのばした麺に、
羊のスープにトマトベースの炒めた野菜をぶっかけて食べる。
書いているだけでヨダレが・・・。
これも店によって間違いなく味が違う。
麺も太麺、細麺、ぶつ切り麺と様々で、
麺の違いによって呼び方を変えているようです。
 どの料理もそうですが、
ウイグル料理の極意は、スパイスにあると思います。
バザールに行ってもスパイスの種類の豊富さには驚かされます。

 中国人全般に言えますが、
ウイグル人も結構大食の方が多いのですが、
思ったより野菜を沢山食べており、
又このスパイスが胃を刺激し、消化を助けるのか、
肥満の方はあまり見かけません。
穀物・野菜:肉は8:2位かな)
又、発酵食品のヨーグルトや豆腐もよく食べています。
そのせいかウイグル人は長生きで、
白髪頭や、禿頭(失礼)を見かけることも希です。
 最後に美味しい店を見つけるポイント。
何と言っても元気な店です。
「俺の料理を食ってみろ!」と言わんばかりの店はハズレ無しです。

経済学(河童1人分)
宿泊費  40元(トルファン賓館)          累計 230元
食 費  25元(ビール4本・ラグメン・カップメン・お茶・ミネラル水など)  累計  232.1元
合 計  65元         総累計 5046.1元(75,691.5円)