猿板

遊山黒子衆SARUの記録

アテにしないで猿的キノコ図鑑ノ二

kurokoshusaru2005-11-22

ヌメリスギタケモドキ(モエギタケ科 スギタケ属)
 私達の行く山域では、
春と秋にモミの生きている木の根元などの
死んだ部分に生えているところを見かけます。
名前は傘の模様が
スギの葉や樹皮に似ていることからつけられているそうで、
独特のヌメリと黄色い色が特徴で、
ヒダは濃い茶色をしています。
 ただ似ている仲間にスギタケモドキという、
体質によっては中毒する菌もあるので注意が必要ですが、
コイツはヌメリが無く、
表面がささくれトゲのような突起が目立つので見分けがつきます。
 成長するとひだの部分が錆色になるので、
そうなる前の幼菌を食べます。
とろみが出て味も良く、鍋ものは何でも来いですが、
中でもキムチ鍋が一番合っていると思います。
みそ汁に入れてもGoodです。
比較的群生するので大量に採取することが出来ます。