猿板

遊山黒子衆SARUの記録

アテにしないで猿的キノコ図鑑ノ三

kurokoshusaru2005-11-23

ブナハリタケ(エゾハリタケ科 ブナハリタケ属)
 秋にブナの枯れ木上に重なり合って大量に発生し、
枯れ木全体が真白に見えるような時もあります。
 きのこは白色で形はほぼ半円形、
縁の部分は波打つこともあり、
下面には無数の針が下がっています。
きのこは丈夫ですが、
採ってから時間がたつと部分的に橙黄色に変色します。
 こいつは代表的な食用菌で、
よく似た毒キノコはないので、
是非覚えて欲しいキノコです。
 又独特の強い甘い香りがあり、
香りだけで、生えていることが解ります。
地方によってはカノコ(香の子)と呼ばれています。
 でもこの香りはSARUの仲間にも好き嫌いがはっきり分かれていますが、
私は大好きです。
 食べ方は濃い味付けの和風の鍋物が向いており、
そのまま調理すると香りが鼻につくこともあり、
炒める系には向かないように思います。