猿板

遊山黒子衆SARUの記録

雨水に入る讃岐の遊山 承

                             

 「お久しぶりです!!」

 いつも僕らの遊山は
ハグから始めている。

 去年4月の焚火以来ですか。

◆始まること

 「最初のうどんです」

讃岐と言えばうどんですよね!

そんな僕のリクエストから
今回の遊山ははじまった。

◆古奈や
 手打ち、打ちたてに拘る
製麺所が営むうどん屋さん。
おでんやトッピングの天ぷらを
セルフで頂くのが讃岐の標準。

                     

 「二人で420円!!」

 初めての店は「かけうどん」
なめらかな麺のコシは程よく
優しい出汁の塩梅は絶妙だった。

紫雲山のこと
 ろくべえさんの選んだ山は
高松市中心市街地の南西部にある山。
標高200m前後の山々で成る溶岩台地。

                       

 讃岐の出雲さんとして親しまれる
出雲大社高松分祠の大きな鳥居を潜り
のろくべえさんの歩禅は始まる。

◆分け入る

 「香川と言えばため池ですね」

紫雲山と室山、峰山に囲まれたため池

「奥の池」の登り口に車を置いた。

                       

 快晴下の登り口の気温は4℃。
ウエアは春秋物の防風着で調整だな。

 そんな雨水にいる讃岐の山は
どんな風景を見せてくれるだろう

                    大楠に諸鳥こぞる雨水かな  木村蕪城