山に行かない雨の休日。
tochikoと個展が終わった
友人のギャラリーを訪れた。
◆かようこと
こちらのオーナーとは
20年以上の付き合いになり
買うものがなくても時々訪れ
お喋りだけで帰ることもある。
「オーナーはお花で
来るのは2時すぎますよ」
その気負いのない空気を
私は居心地よく感じてしまう。
この日は年末の企画に向けて
棚の入れ替えをしてる最中だと言う。
◆いけ花のこと
常設の数が少ないせいか
活けた草木たちが目に付いた。
「花をいけるというのは、実にいい言葉だと思う。
花はのにあっても生きているに違いないが
人が摘んで、器に入れ、部屋に飾った時、ほんとうの命を得る。
自然の花はいってみればモデルか素材にすぎず
いけてはじめて「花に成る」のである。」
= 白洲政子 「花日記」 =
何気に置いてるのもいいなぁ。
そんな気付きとの出会いもまた楽しい。
この空間と余白だろうなぁ。。。
◆出会うこと
私は花より小枝を挿すのが好きで
花器は「花器に使える」ものを選ぶ。
そんな器との出会いも楽しいものだ。
今日はtochikoへのXmasに注文した
漆塗りの曲げわっぱを受け取った。
これもお弁当だけでなく色んな
使い方を楽しめると思っている。
冬草に黒きステッキ挿し憩ふ 西東三鬼