猿板

遊山黒子衆SARUの記録

仲春の白髪山遊山 雪の中

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 「モナカで心が折れた」

標高約1700m山頂で提案した。

  「実は私もそうなんです!」

Y'sが即答で乗ってきた。

◆雪のこと
それは今日の雪質を見て
この先北斜面と雪を想像すると
経験が少ないKさんにとって
どうかと考えた結果だった。

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 Y's!!
   やけに嬉しそうやか。

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◆BetterがBest
 「マッいいか!」これは
天の頂に登った山の盟友の口癖。

「Bestじゃ終わっちゃうから
      Betterがいいよ」

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でも私にとって今回の遊山は
100%満足出来るBetterだったよ。

 これがいいよね 八ちゃん。

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 また踏み抜いた(笑)

     「もう えぇわぁ...」

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◆かえり道
 「人間はどうすれば明るく生きられるか」
それは現在科学研究がずいぶん進んでいることで
細々省いた答えは「9割明るいこと1割心配ごと」。

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例えば30年位前「環境問題」として騒がれた
ダイオキシン環境ホルモン酸性雨などは
いま誰も言わなくなったが当時真面目に心配した
日本人の所得は30年間頭打ちになってしまった。

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 逆に10割明るいことばかりになると
贅沢はクセになる(フェヒナーの法則)など
明るい人生にならない事も指摘されていて
1割か2割は心配ごとも必要なのだろう。

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◆口福時
 雲の中にある白髪山を下りて
登山口にある避難小屋で昼にした。
今日もメインのY'sの女将料理に
Kさんが焼きお結びと珈琲を添えた。

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登山は登りの労をストレスとすれば
その10倍位の喜びは得られると思う。
それは温かい人生に繋がる9:1。
生涯の趣味としていいと思うなぁ。

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 お地蔵さま。
また春が来ましたね。

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仲春となりゐて雪の中に居り  永田耕一