猿板

遊山黒子衆SARUの記録

小寒の奥物部遊山 起

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 冬型の気圧配置が緩み
高気圧が通過し寒気が北上する
西日本や東日本は高気圧圏内となる。

◆空を観る
 翌日は低気圧が東に離れてゆき
北日本中心の冬型の気圧配置になる。
南岸低気圧は陸地から離れ通過し
四国は雲が多いが降雪はなさそうだ。

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その後短い周期で寒気が南下し
四国山地の積雪は増えそうな様子。

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                       1月8日                   1月12日
◆川を遡る
 よく晴れた朝の高知市
放射冷却で冷えて気温は2℃。
そんな寒気の間に入った週末は
tochikoと奥物部の森を訪れた。

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「これから
   夜明けが早くなる」

物部川を溯る国道で美良布に入り
しらじらと夜が明けはじめた。

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 「逆光で見えんね」

東に見えた奥物部の高峰は
雪が乗っている様にも見えるが。。。

 人は都合良く考えるもの。

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◆山里に入る

 「一雨欲しいがよね」

 旧物部村から上韮生川に沿う。

tochikoの里はそう言っている。
また雪解け水も田植を助けてくれる。

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 「雪ないねぇ」

山里から見える白髪山は
茶色い山頂を見せていた。

 どうだろうねぇ。。。

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◆山懐に入る
 最深集落を過ぎ林道に入る。
このあたりの雪は先週と変わりない。

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 「西熊乗っちゅうで!」

山頂部の雪が朝陽に赤く染まる。

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 当初予定していた登り口。
雪は先週と変わりなかった。

 中内台に上がってもうや。

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 よっし!予定変更。

山は入ってみないと解らない。
ここで今日の山道が決まった。

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                  きびきびと応ふる寒に入りにけり  松本たかし