前日に所謂南岸低気圧が東進し
広い範囲で雪や雨を降らせ関東では
警報が発せられる降雪をもたらせた。
◆空を観る
遊山の日は南岸低気圧が東の海上へ離れ
高気圧が張り出し天気は回復し暖気が入る。
四国は穏やかに晴れて気温も上がるから
ウエアの調節が大切になるだろうな。
翌日も高気圧に覆われて晴れるが
大陸から前線が接近し九州から下り坂。
この荒天の合間を突けば百回に一回の
またとないチャンスになりそうだ。
◆川を遡る
「Y'sさん
少し遅れると」
週末の計画に熱くなって
寝付けなかったのだろうか。
「すいません寝坊しました」
なに今日は先を急ぐ旅でなし。
「雪あるで！」
美良布から観る白髪山は
山頂部に雪を纏う姿を現した。
雪も新しそうだ。
◆物部郷に入る
大栃から物部川を別れ
支流上韮生川に入り山里を走る。
「水増えてない」
昨日の雨は少なかった様で
雪は期待できるかもしれないな。
「梅が咲きだいたね」
陽射しは春光で暖かくなったが
気象界の冬は２月末までだから
まだまだ安心できない。
◆山懐に入る
最深集落を過ぎ西熊林道に入り
中内台に上がって奥物部の山を観る。
ここまでは林業のため除雪しているが
山は十分雪があり登り口に上がれるかな。
「除雪しちゅうけどね」
それは冬も木を切り出している
林道分かれまでだろうと思う。
やっぱなぁ。。。
世の中そんなに甘くない（笑）
何とか登り口について
荷造りを始める事が出来た。
ここまで上がれたらしめたもの
まあ避難小屋でゆっくりお昼にして
のんびり歩きはじめようかな。
山里や井戸の端なる梅の花 鬼貫
