猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山歩き 麓

 

 奥物部の森
地球の皺のふもとで

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 対岸の森の秋が
上から駆け下りてくるのが見えました。

 見上げると
透き通った空気が見えるような薄青の空に

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川の流れのような雲が泳いでいました。

 

 落葉し終わっているかと思った
Mothertreeは未だ葉を残し

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 日差しを優しくしてくれました。

 

 落ち葉の座布団は
数百年ここで生きてきたMotherの膝

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 沢の音もしない昼下がり
時折風に吹かれた落ち葉のカサカサと擦れる音が
BGMでした。

                 秋風やしらきの弓に弦はらん  去来