山に入らなかった休日。
友人が営むギャラリーの展示会へ
tochikoと共に訪れた。
智子さんとは8年ぶりだね。
◆選ばれたもの
奥能登の山の中にある
「ぬりもの」工房のおかみさんとして
家族とともにくらしの中心で軽やかに
笑顔ですごしている赤木智子さん。
毎日が気持ちいい1日となるように
智子さんの日常にはたくさんの
ヒントがつまっています。
智子さんが選び使いつづけているうつわ
台所道具、衣などが揃います。
それぞれのくらしにとりいれてはいかがでしょう。
◆共に暮らすもの
私は若い頃から家の掃除が好きで
片付いていてないと気になって仕方がない。
なので目に見える範囲に多くのものは置かない。
ただ何にも置かないというわけではなく
細やかな飾りスペースは決めていて
季節の一輪挿しや小さい写真や器など
「侘び」「寂び」「チビ」をそっと置く。
それは先人の暮らしもそうだったようで
「日本人は何にも置いていない」と
江戸を訪れた他国人の驚きは知られた話だ。
お気に入りに囲まれたサッパリした暮らし。
そんな温かさを提案してくれる作り手や売り手を
これからも応援していきたいと思っている。
私は漆の欅パン皿に一目惚れ。
「どうやろね?」
ざっくり麻の着心地良さそうや。
生くることやうやく楽し老の春 富安風生