猿板

遊山黒子衆SARUの記録

平成30年秋葉祭り 祭る心

市川家

 トントンチキチ
    トンチキチ
 山間にホラ貝の音が響く。


◆岩屋神社
 土佐最深集落の一つ旧仁淀村で
火の神様を祀る秋葉まつりは
私の祖先が眠る故郷の祭り。



◆舞い踊る
 岩屋神社に木村、霧之窪、沢渡の
三集落から法螺貝を響かせ役者が集まり
ここを皮切りに秋葉祭りが始まる。



なんと言ってもこの祭の花形は
火消し装束をまとう「鳥毛役」が
鳥毛棒を投げ合う「鳥毛ひねり」。


       

 いよっ!
     男前!!
             
◆市川家から大石家
 火産霊命を祀る秋葉神社
後寛政六年(1794)から始まる祭りは
土佐三大祭りの一つに数えられる。



                 
 秋葉の祭は男達の祭り。
旧仁淀村別枝集落約3キロの道を
華やかな出で立ちの行列が
秋葉神社に向かい練り上がる。



今では静かになった山間集落に
村を守る火消し装束を纏った男達が
心一つにして咲かせる祭の花に
                 
日本人の遺伝子が震える。
 ルイ レオ 格好えいねぇ。



                  雪に来て美事な鳥のだまりゐる  原石鼎