トントンチキチ
トンチキチ
山間にホラ貝の音が響く。
◆岩屋神社
土佐最深集落の一つ旧仁淀村で
火の神様を祀る秋葉まつりは
私の祖先が眠る故郷の祭り。
◆舞い踊る
岩屋神社に木村、霧之窪、沢渡の
三集落から法螺貝を響かせ役者が集まり
ここを皮切りに秋葉祭りが始まる。
なんと言ってもこの祭の花形は
火消し装束をまとう「鳥毛役」が
鳥毛棒を投げ合う「鳥毛ひねり」。
いよっ!
男前!!
◆市川家から大石家
火産霊命を祀る秋葉神社で
後寛政六年(1794)から始まる祭りは
土佐三大祭りの一つに数えられる。
秋葉の祭は男達の祭り。
旧仁淀村別枝集落約3キロの道を
華やかな出で立ちの行列が
秋葉神社に向かい練り上がる。
今では静かになった山間集落に
村を守る火消し装束を纏った男達が
心一つにして咲かせる祭の花に
日本人の遺伝子が震える。
ルイ レオ 格好えいねぇ。
雪に来て美事な鳥のだまりゐる 原石鼎