猿板

遊山黒子衆SARUの記録

森の奥の遊山 林道

烏瓜の花

 「カラスウリの花やねぇ」
烏瓜はウリ科のつる性多年草
夜間だけ開く花で知られる。
 早起きは三文の得と言うことか。


◆静かなはじまり
 誰も来ていない
いつもの登山口に車を置き
朝日射す林道を歩きはじめた。



◆樹を観る
 まだ若葉色を残す森に
涼しい風が吹き上がる。
              
森の緑もずいぶん濃くなり
後発の若葉が目立つようになった。



◆草花を観る
 四国で花を追う人は
この時期は花が少ないと言うが
              
森に目を向ければ
花や実に出会うことが出来る。



私は色鮮やかな春の花より
この頃の落ち着いたと言うか
楚々とした色合いの花が好きだ。


                 
◆空を観る
 涼しい風が吹き続け
まだ四国に寒気が居座っている様子。



夏空の高いところにいる雲が
午後は気をつけよと言っている。


             
 逆から入りこもうや。
雲の天気予報を見て
コースを変えることにした。



                       花見せてゆめのけしきや烏瓜  阿波野青畝