猿板

遊山黒子衆SARUの記録

雨水の塔ノ丸遊山 転

稜線に上がる

 稜線まで1時間足らず
冬は夏道に頼らないのは普通で
それは危険回避の意味もあるが
積雪しないと現れない道もある。
◆無難だったこと
 「ほぼコースタイムどおりやな」
雪がいい状態でアイゼンがよく効いた。
もちろんスノーシューも快適だった様子。



                   
◆残雪のこと
 「春が来ゆうねぇ」
稜線は所々笹が露出していたが
堅くしまった雪はたっぷり残っている。



                     
でも雪は踏み抜くことなく
晴天の雪原は快適だった。



◆足跡のこと
 子供の頃もそうだったが
雪を見ると心が弾むのはなぜだろう。
                  
雪は人が猿だった頃から
決して嬉しいものではなかったはず。



私たちの遺伝子に
何が刻まれているのか?
人の遺伝子DNAの役割は
2割も解っていないと言われる。
                     


  君火を焚けよきもの見せむ雪まるげ  芭蕉