深い雪をとどめた
樹林帯の登りを終え
スキー場から約一時間で
主稜線に這い上がった。
◆背骨に乗ること
ここは南に剣山系が
目の前にどっしり座り
北には瀬戸内の彼方に
中国山地を望む事も出来る。
「気持ちいいですねぇ
スノーシューいいですね」
そうだね なければ
時間が倍かかったと思う。
◆雪に乗ること
真っ青な冬空に風はない。
この時期こんな日和は滅多にない。
積雪はおそらく腰を越え
スノーシューでも時々踏み抜くが
それはそれで楽しく感じる
雪遊びを満喫した一時だった。
◆調子に乗ること
「ろくべえさん早いねぇ！」
太郎と次郎笈も笑っている。
雪遊び転んで笑い転げる
大人の振りした子供達。
いつまでもこの心を
持ち続けていたいと思った。
