北風と谷の吹き上げは強いが
尾根の西南に下れば穏やかになった。
今日はここでお昼にしようか。
◆気持ちいい場所
「いつの間にか羊が・・」
高気圧が張り出してきたんだね。
ここはポカポカ温かいから
ひと眠りして帰ろうや。
「雪なくなっちゃったね」
そうだね四国の積雪は
まだ先のようだ。
◆自然の摂理
目の前の枯れた風景は
再び大気と大地に還る姿。
「もののあわれ」とは
再生への期待でもある。
CO2を栄養として育つ植物は
枯死すると大気の酸素で酸化され
CO2となって大気に帰り
森林は何も増やさず何も減らない。
自然は一定を保とうとする。
だから森林が広がり続け
死なない木があれば別だが
森林はCO2を吸収しない。
「えっ なんか言った?」
いや・・・何でもないよ。
生産者は植物だけ
私達は消費者だから
山帰りはこれが一番やね(^_^)
裸木となる太陽と話すため 高野ムツオ