猿板

遊山黒子衆SARUの記録

子猿と普賢さま2015 心のこと

お〜い

 「お〜い!
   飯食いに入れやぁ〜!」
けんじさんが孫猿たちを呼ぶ。


◆里人の心
 祭りに訪れたものたちを
持てなす料理は全て里人の
手作りによるもの。



◆里の恵み
 「みな精進料理やき
   持ってきたらいかんぞ」



食材のほとんどは平地の乏しい
この谷筋の畑で取れたもの。
                 
「粗末なもので
  申し訳ないねぇ」
いえいえこれ以上のご馳走を
私は他に知りませんよ。



◆必要なものは多くない
 この里の人たちは
ものが乏しいから分かち合い
自然が厳しいから助け合い
それぞれ他の者のために生きている。
                 
 もし健康長寿を求めるのなら
運動や食物は補助的なものでしかなく
利他心、社会貢献の心が大切だと
私はここで学んでいる。



 さあもう一踊り頑張るか!


                   


  冷されて西瓜いよいよまんまるし  伊藤通明