猿板

遊山黒子衆SARUの記録

孫猿と普賢さま2017 踊る

笹の普賢さま

 300年を超す歴史がある普賢堂で
いつから祭が始まったか定かでないが
明治以前からある事は確かだと言う。


◆笹地区のこと
 今では秘境のような笹だが
かつては宿屋や商店もある
人や馬の通る交通の要所で



自動車が無かった時代は
山越えが近道だった。
笹の普賢さまもかつては大勢の人で賑わい
男女の出会いの場でもあった。
                 
そんな明賀も過疎化の波に吞まれ
里の踊り手は少なくなってしまったが
近年マスコミに取り上げられ
年々訪れる人は増えてきた。



                  
◆もてなすこと
 「おーい!
     飯食えよぉ」



踊り手へのおもてなしは
全て地の食材を使った料理。
厳しい環境だから助け合い
ものが乏しいから分かち合う。
                 
日本人らしいこの心を
いつまでも繋いで行きたいと思う。



 いつも温かい心を
ありがとうございます。


             
                     


  ひとりづつ灯を浴びてゆく踊かな  佐久間慧子