猿板

遊山黒子衆SARUの記録

子猿と普賢さま2015 踊ること

記憶にあるもの

 蝋燭の灯をじっと見つめ
古い寺に何となく安心感を覚える。
これは300年受け継ぐと言われる
文化遺伝子ミームの記憶だろう。


◆記憶にあること
 古いお堂の香りに
孫猿たちは寛いでいる様子。
 今年は踊れるかい(笑)



◆賑わうこと
 一時期過疎化の波に吞まれ
踊り手が減ってしまったが
最近マスコミに取り上げられ
年々訪れる人が増えてきた。
                          
300年踊り継がれた祭から
かつてのお囃子は姿を消して
一番盛り上がる曲は昭和51年のヒット
 「ビューティフルサンデー」



 さわやかな日曜 降り注ぐ太陽
   今日は すば すば すば
     素晴らしいサンディー♪
                        
「普賢女子が増えたのぉ」 
              
◆喜ぶこと
 「普賢様も喜びよらぁや」
数百人が暮らしていた明賀集落は
今では2世帯4人になってしまった。



しかし普賢様のお祭りには
祖先が繋いだ灯を絶やすまいと
この地を去った人たちが集う。
 私達も出来る限りそうしたいと思う。


    


                                 いくたびも月にのけぞる踊かな  加藤三七子