猿板

遊山黒子衆SARUの記録

祭りのあとに 樹々そよぐ

お祭り河童

 みなこい祭でほたえ過ぎ
翌日仕事を休んだ妖怪です。
この馬鹿で呑兵衛なのは
死ぬまで治らないようですね。
◆家で遊山
 森で昼寝と思ってましたが
何分お酒が残っているようで
お天気も不安定なようなので
過去の遊山を楽しむ事にしました。

◆継がれる
 今回振り返る小田深山は
植林の多い四国にあって
貴重な原生の森が生きる場所。

太古から流れ続けている
森が生み出す清流や沢風と
深い緑色に安心感を覚えます。
                    
◆癒される
 地鳴りや雷鳴など長い波長は
生き物達に危機を知られる
「不安感」を起こさせるもの。

逆に短い波長は「安心感」を与え
イルカセラピー良い例ですね。
水がぶつかる岩や小石が形成する
沢が発する音は短い波長になります。
          
そして何と言っても涼しいこと。
木が水を吸い上げる仕組みは
空気を冷やす仕組みでもあります。

◆巡るもの
 その涼の流れも草木も霧も
ここ風景全ては水が造り出したもの。
                      

地球は水の惑星と言われている。
水を大地に止めるのは木々であり
水が育てているのは森なんだ。
          
その森の中に生態系が生まれ
私たち人間だって
ただ肉体をもらって止まっているだけ。

やがて水が姿を変えて巡る様に
命も大きな循環の中に還るだけのこと。



 ただそれだけの事なんだ。


                  


 樹々そよぐ颯々の夏いさぎよし  森澄雄