猿板

遊山黒子衆SARUの記録

子猿の夏休み「普賢さま」 木霊の祭

木霊の元へ

 20年前になるのだろうか?
始めてこの祭に導かれたとき
こんな深山で祭が行われている事を
我が目で見るまで信じられませんでした。
◆帰る場所
 「いらっしゃい よお来たにゃぁ」
いつもの笑顔が子猿たちを迎える。
皆さんも元気でなによりです。
今年もよろしくお願いします。

◆仏様を祭る
 高知県最深集落の一つ「明賀」には
宝永5年(1708)建立とされる普賢堂があり
旧暦6月23日の晩に夏祭りが継がれています。
                  

今年も踊り好きの普賢様のもとに
里を離れた人達も帰ってきました。

                     
◆木霊と踊る
 雨が降っても夜遅くまで
それはそれは楽しそうに踊り
私たちも毎年寄せて頂いています。

           
                     
 そんな日本で最も深いところで
私たちを待っていてくれる澄んだ瞳は
この山に生きる木霊の様に感じています。
           



                                  いくたびも月にのけぞる踊かな  加藤三七子