太陽の光が大気や地表を暖め
気圧の差が出来て風が起こる。
風は太陽のエネルギーが
風のエネルギーに換わったもの。
◆殺戮を生み
最近、発表されたアメリカの論文によると
風力発電で毎年140万羽の野鳥が犠牲になっている。
このままでは犠牲はさらに億台(2億から6億羽)
に達するだろうとみられる。
野鳥の犠牲は、死亡する野鳥ばかりではなく
害虫や害獣の駆除などの点で
人間社会にも大きな影響を与えると予想される。
◆循環を奪う
また森の木々は風により花粉を運び
風により葉の水分を蒸発させ
大地から水を吸い上げ光合成を行う。
大地も風がなければ乾燥すらできない。
「風のエネルギー」は
自然がすでに利用しており
それを人間が横取りすれば
被害がでるのは当然のこと。
◆一方的な価値観
自然からエネルギーをとれば自然は破壊する。
そんな当たり前の事すら
環境運動団体は予測できないのだろうか?
この人達が訴える「環境」とは一体何なのか?
環境とは総合的で難しいもの。
他人の意見にも耳を貸さないような
傲慢な人が目立つ環境保護派は、
少し考え直した方が良いだろう。
さえずりをこぼさじと抱く大樹かな 星野立子