猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山歩き 響き

 「今期もお世話になりました!」

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 小屋閉めのため
今期最後の宿泊に剣山を訪れました。

 

 初日は日差しが射し
温かなスタートでしたが

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 雲の進軍がすぐそこまで来ています。

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 自分たちが雲の中に居ることを
忘れてしまいそうな温かな夕餉をいただき

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 翌日は冬を思い出すほどの
強い風でした。

「ありがとうございました!」

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 「自然は受け入れるしかないんよ」

「人間も自然じゃけん」

 

 長年この山と生きてこられた
山神様の言葉が胸の中で響いていました。

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 雲を飛ばす風が
瞬間青空を見せてくれました。

 

受け入れるには必要なものが多くあり

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それは永遠に揃うことがないテーマのように感じました。

                寒風に吹きしぼらるる思ひかな  星野立子