猿板

遊山黒子衆SARUの記録

河童の日々遊山 水を汲む

田水張る

 土佐は田植えが始まっています。
水面には朝陽が写りサギが獲物を狙う。
水田は自然に逆らわず生きて行くために
日本人が選んだ農法だと思っています。
◆新緑の風
 山に行かなかった休日に
水を汲むため山に向かう国道は
新緑に覆われ始め気持ちいい風景でした。

◆日々の水
 10年前。山の帰りに呑んだ
この林道の擁壁から湧く水が
どの山の水より美味いことに驚き
ずっとここで汲んで帰っています。

この水は我が家でお茶や煮炊きに使ったり
私達夫婦の口に入る全てをまかない
いわば山の水をそのまま頂いています。

◆水の民
 外国人が驚くことの一つが
水道の水がそのまま飲める事。

そんな水が豊かな国で
自販機やコンビニでお金を払って
水やお茶を買っている姿を先人が見たら
さぞかし驚くことでしょうね。

日本は水の国そして日本人は水の民。
今こそこの未曾有の大災害を機に
先人の生き方を学ぶ時かも知れませんね。

                               真清水の音のあはれを汲みて去る  黒田杏子