猿板

遊山黒子衆SARUの記録

秋の木曽路遊山 南木曾岳

道標

 訪れた山は木曽三山に数えられる
南木曾岳(1,677m)でした。(長野県でしたね ^^;)
登山、下山の別ルートを周回する
静かな山行が楽しめそうな山です。
◆集うこと
 土曜日8時に集合した仲間達。
熱いハグで再会の喜びを確かめ合い
登山靴に履き替えて・・さあ行くよ!!
  おーっ!!
◆森のこと
 登り始めから広葉樹の豊かな森。
里人が上手に関わってきたのでしょう
朴の葉っぱの多いこと。
 流石「朴葉味噌」の本場ですね。

やがて現れる高野槙の林。
この落葉する針葉樹が私は大好きです。
 ここだけでもポイント高いよ!

◆頂のこと
 2カ所の鎖場を持つ急な登山道を
わいわいがやがや登りきり
着いた山頂は高木達に覆われ
眺望は今ひとつですが趣は十分でした。

でもお昼は開放的な場所が良い。
食うちゃんお勧めの展望所へ向かいました。

一面に広がる笹床に赤い屋根の避難小屋。
風景はまるで四国の山ですが
圧倒的な違いはその風景でした。

恵那山も御嶽山も目の前に座り
その裾野の大きさに
この国の自然の豊かさを感じます。

◆和のこと
 辺境の地から来て本当に良かったって
心の底から思えた瞬間。「かんぱーい!!」

南アルプスを眺め
山の天辺で盃を交わし
共に同じ飯盒の飯を食う。

日本は和の国。角のない丸を囲む。
私が円卓に拘る理由そこにあります。

そして仲間が居るからこその喜び。
良い山で良い一時をありがとう。

                      朴落葉いま銀となりうらがへる  山口青邨