猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな休日 ダッシュ村で神隠し

霧にけむる

 内子町から国道197号線を逆戻り
雨の中我が故郷
ダッシュ村に神隠し。
☆野菜づくし
「まあ、こんな山によう来たねぇ」
「なんちゃあないけんど」

母が構えてくれていたのは
山菜や畑の野菜の煮物とお漬け物。
街から買って帰るものはなんでもあるけれど
「これはお金では買えないごちそうですっ!」

 と、とても喜んでくれて
母も嬉しそうな笑顔でした。

☆初体験
 予想に反して晴れた翌日は
少ない時間の合間に
農作業に汗してくれました。

「これが今朝いただいたお味噌汁の元になるんですよねー♪」
と農業初体験の彼女もなかなかの手つき。
元気よく芽を出した大豆の苗を
まず一本一本丁寧に抜き取り

定植の場所へ軽トラックで移動。

母が鍬を入れた小さな穴に
三本ずつ苗を植えていく流れ作業。

☆ここは貴女のダッシュ
 緑の風とお天道様を浴びながら
お疲れさんの「スーパーごっくん」 美味しかったねー。
そんなダッシュ村は遠くにカッコウが鳴き
目に飛び込む色は緑だけ。

なんにもないというけれど
実は沢山何かが潜んでいると思う故郷。
次に帰ってきた時
この大豆はどんな姿になっているだろうか・・・。
楽しみだね。

                     うつつなきつまみごころの胡蝶かな  蕪村