猿板

遊山黒子衆SARUの記録

PATIKO debut 峠道を登る

表回復の時

 かわずとの待ち合わせ場所へ
高知からR194で伊予富士に向かう。
高度を上げるごとに霧は眼下に下ります。
◆変化の時
 旧本川村に葛籠折れに駆け上がる
かつての難所から見下ろす国道に
変化の風景に出会うことが出来ました。

◆緊張の時
 寒風山を貫く隧道口にある登山口。
土佐の山並みの彼方の空が赤く染まり
いま変化の中に居ることを実感します。

今日はかわずとの久しぶりの遊山
そしてPATIKOの変化の時「冬山debut」
私のdebutはかなり緊張した記憶がありますが
かわずが居る安心感かピースって・・・ ^^;
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◆凍てつく時
 伊予富士と寒風山の鞍部へ登る峠道は
暖冬の雨で雪が凍り付く悪路でした。

そんな初めてのアイゼンの緊張も
かわずのアドバイスと存在感で
いつしか心地よさに変わった様です。

◆風を受ける時
 木々がツツジ達の低木に変わり
稜線が近いことを私達に告げる。

笹原に入り空に飛び出し
強い北風と共に風景が開け心が弾む。

頭の上を早く暗雲が流れる
陰影だけの古い峠の風景も
この日だけの一期一会なのでしょう。

                 北風にたちむかふ身をほそめけり  木下夕爾