西日本一美しい山と言われる三嶺。
その山容を真正面から望む
東熊山(カヤハゲ)を目指して
古い峠道「韮生越え」に入りました。
◆冬の道
伐採を脱がれた自然林を登る
この峠道は稜線への最短コースで
雪崩など冬の危険を回避するための
私達SARUの冬期ルートです。
◆風を感じて
今週降った雨は風景を変えていました。
標高の低い中国山地を越えた大陸の雪を
南国の温かい雨が一気に流してしまう。
それも四国らしい自然現象かもしれませんね。
今日は雨をもたらせた前線が
太平洋に抜け回復に向かう真っ直中。
冷たい北東の風がそれを告げていました。
◆鹿の居場所
夜行性の鹿の昼の寝床を借りて昼食。
ここは日当たりが良く風が吹き込まない。
山に住むものは快適で安全な場所を知っています。
降り注ぐ温かい日差しに
ついつい長居をしたくなりますが
稜線はもうすぐそこです。
◆海が見えたこと
稜線から振り返ると
重なる山の向こうに輝く海が見えた。
「MYK。太平洋が見えたで!」
「ほんまやぁ。見えてる・・・。」
四国の海も貴方たちを迎えてくれています。
連山の肩組み合うて笑ふなる 本井 英